プロ医学選手を目指す道のり

代えの利かない医師を目指す者のブログです

好きこそものの上手なれ

今回はことわざをテーマとしてさせてもらいました。

よく「下手の横好き」なんて言葉も対義語として使われたりします。さて、今、「好きこそものの上手なれ」を体現している人と言えば大谷翔平選手や藤井聡太五冠が代表的だと思います。

彼らを見て人々は「天才だからあんなことが出来るんだ」とよく言います。

いわゆる、他の人にはできない、神がかり的な体の使い方、指し回しに対してそのような評価をするのだと思います。確かに、天才と思わされる部分があることは否定できません。しかし、それ以上に感嘆するのがその努力です。好きだからこそ、努力という重く苦しいニュアンスからかけ離れた「熱中」と表現すべき状態で努力を積み重ねているように感じられます。では、彼らはなぜ野球や将棋が好きになったのでしょうか?

本当の理由はわかりませんが、メディアの情報をもとに考えると、「他人より少し上手かった」など本当に些細なことがきっかけだったようです。

優越感を感じられるものほどモチベーションが上がりやすく、より打ち込むようになることで正のスパイラルが生じる。これは彼ら天才だけでなく誰にでも当てはまることだと思います。裏を返せば、現時点で劣等感を抱くものであっても、何とか踏みとどまって努力し他人よりも秀でるようになれれば、正のスパイラルに入っていけるのではないでしょうか。つまり、「下手の横好き」フェーズが存在すればそれは「好きこそものの上手なれ」フェーズへ転換するチャンスがあるということです。

私事ではありますが、元々心電図の読解が苦手でした。いまいちノイズと疾患による波形の違いがわからない、理屈を読んでもなんかしっくりこないといった理由によります。なんとか人並みになろうと少ししんどい期間を耐えて努力したことで、劣等感はなくなり、現在では心電図検定の受験を考えるほどになっていています。

同様に、最近では画像読影にも興味を持ち専門診療科選びに難渋するようになってきているのは嬉しい悩みです笑 初期研修では様々な科をローテートするわけですが、苦手であったり興味の無いものについても少し我慢して勉強してみることで、楽しむことが出来るようになると考えています。

これからもガッツを持って勉強していきたいです!!

今回はこの辺で、ほなさいなら~